湿板(しっぱん)写真とは、、、
1850年代初頭に、ガラス板や金属板に薬剤を塗り、
それに光を当てることでガラス板に像が浮かび上がるという写真技法である。
前から準備を進めており、様々な実験を行いとうとう本日、
初めてお客様を湿板で撮影しました!
完成品がこちら。
大成功でございます。
2020年に撮った写真とは思えないほどの渋さ。
ガラス板に浮かび上がる像は、デジタルの写真ともフィルムの写真とも全然違う質感で、とても重厚感がある。
一般のデジタルカメラのISO感度を100とすると、湿板撮影をするカメラのISO感度はたったの1ほど。
だからその分シャッター速度も遅くなってくる。
今日は、晴れておりスタジオに良い光が入っていたので20秒。
一枚の写真を撮影するのに20秒かかるなんて、今の時代にはそう無いでしょう。
準備から完成まで、トータルで約30分くらい。
一枚の写真の重みが違います。
是非、皆さんも貴重な30分を体験してみてはいかがですか!?
お・わ・り